さて先日はePSXeで高画質化する方法を書きましたがこれには致命的な欠点があります。
- PSXeが使いにくすぎる
- モバイルでは高画質化できない上に有料 (公式のOpenGLプラグインは不具合が多すぎる)
そんなあなたにおRetroArchretroarchです。オープンソースで開発されており完全に無料、かつ広告がない信頼できるアプリです。
RetroArchに複数のコア(エミュレーター本体)を追加することでPS1だけでなく3DSやsnesなど様々なゲームを楽しめます。さてRetroArchのPS1コアは複数ありますが高画質化したい場合は “Beetle PSX HW” を使います。duckstationは私の環境では何故か動きませんでした….
PCSX ReARMedを使用しても高解像度化は可能です。しかしBeetle PSC HWほど高画質にはならないものの再現度が高く貧弱な環境でも動くのでこの方法がうまくいかない人はPCSX ReARMedを使うことをお勧めします
必要なもの
- お好みのPS1ゲームを吸い出したisoかimgファイルと .cue ファイル
- PS1公式bios (scph5500のもの)
1. biosをセット
RetroArchのフォルダー → system 内に先ほどの公式biosを入れる。scph5500でないと動かないので注意。
2. ディスクイメージファイルと.cueファイルを適当なフォルダーに配置
イメージ本体とcueファイルは同じディレクトリでないと動かないので注意
3. RetroArchを起動
RetroArchを起動させコア “Sony - PlayStation (Beetle PSX HW) " をダウンロード
4. ゲームを起動
RetroArchに先程配置した.cueファイルを読ませる。(ディスクイメージファイルを読ませても別のコアがロードされるかエラー吐いて起動しない)
ゲームが起動するのでとりあえず3Dで実際にグラフィックされるシーンになるまで飛ばす。
もし既存のセーブデータがあるなら一旦立ち上げたゲームを終了しセーブファイルを “ディスクイメージのファイル名.srm (場合によっては.mcr) " にリネームしそれを retroarchのフォルダー → saves に上書きコピーしてセーブデータを読ませる。
5. コアの設定画面を呼び出す
デスクトップの場合
ウィンドウ上部ツールバーの “コマンド→メニューに切り替え” を選択
次に “オプション” という項目をクリックしコアの設定画面へ
モバイルの場合
仮想コントローラーにあるretroarchのロゴマークのボタンをタップ
次に “オプション” という項目をタップしてコアの設定画面へ
6. 画質の調整
“Internal GPU Resolution"を調整して解像度を上げる。どれくらい上げるのが一番良いかはデバイスの性能とゲームと好み次第なので色々試してみてください。以下はおおまかな目安です。
- 1x ・・・ 画質そのまま。
- 2x ・・・ 2倍の解像度で遊ぶ。モバイル端末でプレイするときはこれがおススメ
- 4x ・・・ 4倍の解像度。intelグラフィックを使ってるPCやハイエンドクラスのスマホに最適な設定
- 8x ・・・ GT730など性能が低いグラフィックカードや高級な内蔵グラフィックを載せているPC環境におすすめ。
- 16x ・・・ それなりに3Dゲームがプレイできる性能があるグラフィックカードを載せたPC環境に最適な設定。ただしゲームによっては表示がバグるので各自で調整が必要かも。