気になって調べてみたので備忘録として残します。間違ってたらお気軽に指摘してください。
libavcodec・GStreamer
別物ですが、この2つは組み合わせて使われることが多々あります。
FFmpeg + libavcodec
FFmpegは広く知られている動画や音声をエンコード、デコードするためのソフトです。様々な場面で使われています。
libavcodecはFFmpegプロジェクトの一部であり、名前の通りエンコードやデコードを行うライブラリです。FFmpegはlibavcodecを使用してエンコードやデコードを行っています。
GStreamer
あまりこちらは知名度は高くありませんが、FFmpeg同様様々な場面で使われています。GStreamerはプラグインによって拡張可能なマルチメディアフレームワークです。
GStreamerは後述するx265などを使ったプラグインだけでなく、FFmpegの基礎となっているlibavcodecもプラグインとして使用できます。
GnomeやKDEなどのメディアプレーヤーにもGStreamerは使われています。
GStreamerやlibavcodecに使われているライブラリ
GStreamerやlibavcodecもまた、特定のコーデックのエンコードやデコードのために libx264・libde265・libmpeg2・libvpx・libaom などのライブラリを使用しています。
これらのライブラリは特定のコーデックに特化したライブラリです。
その他
libvlcとは
libvlcはVLCが使っているライブラリです。libavcodecに依存しています。VLCがFFmpegを使用していると言われるのはこのためです。
ハードウェアアクセラレーション
gstreamer-vaapi
などをインストールすることでGPUによるハードウェアアクセラレーションを使えます